北九州の玄関、福岡・博多からおよそ30キロ、電車で40分、車で50分のところに飯塚市はあります。人口12万人超、福岡県のほぼ中央に位置する、筑豊都市圏の中心地です。
日本の最先端を走る筑波大学、東京大学と連携しながら“健幸都市”づくりを掲げ、心身ともに健康で豊かな暮らしのできる生活環境の充実した地方都市として、近年、注目されています。
写真:飯塚市
飯塚市の特徴
家賃が安い
飯塚市の4LDKマンションの平均価格はおよそ3,200万円で、東京23区(1億2,000万円)の3割以下、大阪(7,500万円)の5割弱です。家賃や生活費も首都圏よりはるかに低く抑えられて、この国の中でも有数の“お買い得物件”が揃っていると言えます。
アクセスが良い
飯塚市は、福岡・北九州・久留米の各都市圏と国道バイパスで直結した交通の要所です。JR博多駅まで快速電車で40分、福岡空港までは車で約50分です。
そして、福岡都市圏と飯塚を結ぶ八木山バイパス4車線化も着工しており、今後さらに福岡都市圏が近くなっていきます。
医療の充実
飯塚市は医療機関が充実しています。
コロナ禍以降、全国のニュースなどでよく目にする“病床数”で言うと、10万人換算で飯塚市は全国の1.8倍、同じ九州でも福岡市や北九州市などの大都市よりも多いのです。
市内25施設で延べ165科目の診療が常時受けられるというのは、全国地方都市の中でもそうあるものではありません。
写真:飯塚病院
災害への対策
さらに、日本をたびたび襲う災害に対しても対策を重ねてきました。
近年、全国各地で被害をもたらす豪雨対策にも力を注いでおり、これまで国、県、市で総額200億円を超える対策事業を実施することで、災害に強い都市を築き上げてきました。
また、飯塚市は比較的地震の少ない地域です。九州は大地震に見舞われてきましたが、飯塚市の震度は比較的低く収まる傾向にあります。
先進的な教育環境
そうした安心安全とは別に、もう一つ忘れてならないのは、未来への投資です。
未来を創るのは、いつの世も子供たち。子供を抱える働き盛りの親が何より気になることは、やはり教育環境でしょう。その点においても、飯塚市は大都市に勝るとも劣らない教育環境を備えています。
飯塚市では、小中一貫教育による異年齢交流学習を積極的に取り入れています。
東京大学(CoREF)と連係して思考力・判断力・表現力を育む協調学習に取り組み、オンラインによるネイティブ英会話授業を小学校から導入するなど、このグローバル時代に適応した教育システムを整備してきました。
また、県内すべての工業系高校とネットワークを構築し、九州工業大学や近畿大学産業理工学部といった地元の理工系大学と連携しながら“e-ZUKAトライバレー構想”を掲げています。
将来的に、第二の米国シリコンバレーのようなIT産業中心地を目指し、大手IT企業などの誘致を積極的に進めることで、多くの若者たちの雇用を創出しようとしています。
飯塚市の歴史が育てた食文化
名菓チロリアン
とはいえ、安心安全が保障され手軽に生活しやすい環境および充実した教育環境もあってなお、“これ”なくして真の豊かさには事足りません。それは食文化です。
人生の大いなる愉しみは食の悦びにあり、わたしたちは食を通じてその土地の真の姿を知ります。果たして飯塚市にはどのような食文化があるのでしょうか。
時は江戸時代に遡ります。
当時シュガーロードとも呼ばれた長崎街道の宿場町であった飯塚に砂糖や南蛮の菓子が伝えられたことにより、多様な“お菓子文化”が花開きました。
千鳥屋本家「チロリアン」をはじめ、現在では“東京名物”としてその名を知らぬものがいないお菓子 「ひよ子」も実はこの地で産まれた銘菓なのです。甘くて美味しい和菓子の数々は、時代を超えて広く愛され続けてきました。
写真:千鳥屋本家「チロリアン」
地元に愛されるホルモン料理
また、飯塚は明治初期から全国一の出炭量を誇る炭鉱の町として栄えた街でもあります。
日々の労働を乗り越える糧となった一つが、博多もつ鍋のルーツとも言われている筑豊名物“ホルモン料理”です。宵越しの金は持たない、その分、食にこだわり抜いた炭鉱夫たちの胃袋を常に満たしてきたホルモン料理の数々は、まさに舌を巻く絶品です。
写真:モツ鍋
福岡県最古のブランド牛の一つ“筑穂牛”や、アクが少なくシャキシャキした歯ごたえがクセになる“庄内ふき”のほか、ブロッコリーやアスパラガスといった野菜、イチゴ、ぶどう、柿など果物など、この地を流れる美味しい水を背景にして、充実の食文化がそこに広がっています。
写真:庄内ふき
飯塚市まとめ
安全安心な政策、先進的な教育環境、食文化など、いくつかの面から飯塚市の魅力を紹介してみました。
充実した生活環境の魅力は、実際にこの地に滞在してみると、より実感できるかもしれません。
まずは一度、飯塚市を訪れてみることをお勧めします。
取材協力:井川由紀さん(飯塚市出身。現在は東京で教育ビジネスに携わっている)
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